Diary

ある意味においては
その欠落そのものが僕自身だからだよ。
 

 

2004.3月の日記

 

 


 

2004.3.31 Wed   質問です!!

マシンに詳しい皆々さま。質問があります。
未だ毎日ウイルスメールが20件近くおくられてきます。こんな状況になって早1週間。まったく収まる様子がないのは,ウイルスに感染した,誰か私の知人が気が付いていないってことなんだろうか。ウインドウズ用ウイルスだから,私のパワーマックG4デュアル867には感染しない。でも,あまりにも収まらないから,自分のマシンにウイルスいるんじゃないかと思っちゃうほどです。皆さんどんな状況でしょうか。
先日友人にjpegファイルを添付して送ったら,ウイルスバスターが自動で削除してしまってどうしても開けないと言ってきました。別にウイルスでもないファイルを勝手に削除することなんてあります?どうなっているんでしょう。

これはウイルス話とは違うのだけど,このウイルス騒動の中,ノートンアンチウイルスをバージンアップしたくて,ノートンシステムワークス3.0を買ってきた。さくさくとインストールして使っていたのだが,このNEWノートンをインストールしてから,クラッシクの挙動がおかしい。イラストレーターもテンポラリーファイルがデスクトップ上にどんどん作られて,ファイル本体の保存ができない。しかたなく,アンインストールしたらぴたりと直った。クラッシクとノートンがあたるなんて,これじゃ役にたたないよ。2.0は走らないし。帯に短しタスキに長し。やれやれ。
 


 

2004.3.30 Tue   不吉なくつ下の話

出がけにむぎが「もしもし,そのくつ下は不吉です」と呼びかけてきた。いつもはいているブルーと白の何の変哲もないスニーカーソックスだ。急いでいた私は猫のそんなたわごとにつきあっている暇もなく,ふんっと鼻をならしてさっさと出かけた。
ところが,ところがである。駅についてみると車両事故とかで電車はちっともやってこない。道を歩いていると,突然の大雨でびしょぬれ。あわてて飛び込んだ自動ドアは感知してくれず,ガラス扉にぶつかった。
なんとか家にたどりついた私は思わずふうと,ため息をついた。「私の言った通りだったでしょ」昼寝中のむぎが片目をあけながら話しかけてきた。猫には表情がない。無表情なのだが,私には彼女が密かににやにや笑いをしているのがわかった。「どうしてわかったの?」と私。「10年に1度めぐってくる,不吉スポットと不吉時間の交差にその『くつ下』がみごとにはまったのが見えたのさ」わかるような,わからないような説明だ。「でも,もう大丈夫。交差からははずれたから」うむ。さらにわからない。でもどうやら危機は脱したようだ。
しかし,また10年後にはこんな不吉なことがやってくるのだろうか。いや,10年後にはもうこのくつ下はここにはないだろう。私は雨に濡れたくつ下をぽーんと洗濯機の洗濯槽へ投げ入れた。洗濯機はけたたましい音をたてながら,ごおおん,ごおおんと回転していった。

この話はフィクションです
 


 

2004.3.29 Mon   六本木めぐり

森美術館でクサマトリクスと六本木クロシシング。そののちSuperDeluxにて川口隆夫パフォーマンス。
草間弥生は年をとって毒気が抜けちゃったかな。気持ち悪さが抜けるとポップが残る。幻覚や幻聴がおさまってしまったんだろうか。なんて勝手に考える。六本木クロシシングのオノデラユキの等身大写真は美しかった。すっごく手の込んだモノクロ写真。やっぱり銀塩は美しいよ。

ナンバープラス。開かれたページに誘われて思わず買っちゃいました〜。
 


 

2004.3.28 Sun   桜が満開なのだ

代田橋の和田堀給水所,お花見の季節だけ一般に解放しています。で,今年初めて行ってみた。人も少なくのんびりひっそりしいて,大いに穴場。ところが今日は別々行動のはずのハセガワさんとそこでばったり。さらにダンサー友達のY嬢が彼と仲良くてをつないでお花見をしているところにもばったり。こんなに少ない人出なのに。何やら考えることが似ているんだろうか。

花は美しければ美しいほど,心がキュンってせつなくなるね・・・何故だろう。
 


 

2004.3.27 Sat   東急ハンズは人の波

新生活の準備の時期なのか,新宿のハンズにお買い物にいったらびっくりする程人がいた。親子で家具や食器を見ている人がけっこう多い。4月からの新生活の準備か。ういういしいねえ。私にとってはもう何十年前のことか。私も若い若いと思いながらも,普段は若づくりしつつも,ふと,年とったんだなあと思うことがある。だって松浦亜弥が娘だっておかしくない年齢だものね。はあ・・・
が,しかし,前に見ていたドラマの中で60歳をとうに越えたおばさまが「10年後が楽しみだわ」というセリフをしゃべり自分の「夢」を語るシーンがあった。今の自分も「10年後が楽しみ!」と目をきらきらさせて言えるんだろうか。めげてる場合じゃないぜ。おい。
 


 

2004.3.23 Tue   鳳凰金賞

ハセガワさんと「もち豚らーめん」に行く。ここの特徴はお酒が飲めること。今日薦めてもらったのは栃木の日本酒「鳳凰金賞」。名前がすごいよね〜。「鳳凰」に自ら「金賞」だよ。しかし名前に違わず華やかで且つ飲みやすいお酒でした。つまみの南蛮漬けもゴボウサラダもグッドグッド。最後は当然もち豚らーめん。そして今日気づいた。ここのらーめんはお酒の後は大層美味しい。味をそういう風に調節しているのね。ふむふむ。ささやかながら食べ物で満足すると幸せな気分になるのよね。

ウイルスメール。プロバイダー契約をメールサーバーでウイルスチェックするように変更した。なのでウイルスメールの添付ファイルはプロバイダー側で削除するようになった。それでもまだまだくるぞ。その上ウイルスメールチェックしたおしらせメールは1回に付き1通来るのでウイルスメールと同じだけの数が来る。メールを受信する度にすっごい数がやってくる。いつまで続くかなあ。
 


 

2004.3.22 Mon   ぶり返し

三寒四温。今日は三寒の方の揺り戻し。なんと昨日は茨木栃木地方は雪が降ったのこと!はあ。身体が冷えると心も冷えるね。
今日の夕ご飯は奮発してミートローフと醤油ジャガバター,トマトとニンジンサラダ添え。(だって,なんだか豪勢の夕食が食べたかったんだもの)そして月末にして懐も冷えるなり。
 


 

2004.3.20 Sat   脳の働き

TVでぼーっと,DNAの特番を見ていた。記憶を忘れることのできない男のリポート。全ての記憶が鮮明に残りすぎても生きて行くのには不都合だ。それにしても最近,めっきり固有名詞が出なくなった。ああ,あきらかな老化現象だ。おばさん化への一歩だ。とほほ。抵抗する様に必死でうーん,うーんと考えて,考えて,考え続けると,ぽっと単語が戻ってくる。かなり力を要する。自分の脳の中で伸びた記憶のしわがやっとこさしわを再び作ったり,記憶の神経細胞がえいやっと繋がったりしている図をなんとなく想像してしまうのだ。
 


 

2004.3.19 Fri   3連発

新宿文化で岩井俊二「花とアリス」。麻布dieprazeにて「かもねぎショット」。家に帰るとハセガワさんが「ロード・オブ・ザ・リング二つの塔」のDVDを借りていた。作り置きのケララカレーを食した後,2人で夜中3時半までかかって見る。なんだか訳わからないね,この組み合わせ。ごった煮やみ鍋みたいだ。
「ロード・オブ・ザ・リング」を見たあとなんだか懐かしくなって,本棚から昔の本をひっぱり出してきた。「指輪物語」全6巻。瀬田貞二訳,ハードカバー保護ビニール付き,初版本。なんと昭和48年!私は小学生だった。母と2人で競う様に読んだ記憶がよみがえる。やっぱり私にとってもゴラムはゴクリでアラゴルンは馳夫さんだ。頑固のようだが三つ子の魂100までも。文字で読むのと,映像で見るのとどっちが想像たくましいかというと,当たり前だけど文字なのだ。子供の頃に思いをはせたマイ指輪世界がいつまでも私の中に残っているのだ。
 


 

2004.3.18 Thu   ウイルスその2

ウイルスメールがまだまだすごい。そこでノートンアンチウイルスをバージョンアップ。ついでにメーラーもアウトルックをやめてみる。マシンいじりだすと何やら時間がかかるのよね。いや,嫌いじゃないけどさ。
 


 

2004.3.17 Wed   春は花

もうすぐ東京の桜も開花。陽気は春に突進している。けれど少々アンニュイな私。気分は座り込んだピンクの象か,バターになった虎か。て,これじゃあ訳わからないね。まあ,こんな日もあるさということで…今日はおやすみなさい。
 


 

2004.3.15 Mon   ウイルス

ものすごい勢いで,昨日からウイルスメールが来る。昨日は4通,今日は8通!勘弁してよ。シマンテックのサイトで調べるに「W32.Netsky.K@mm」であることが判明。幸いマックは感染しないのだ。差出し人詐称するから私自身のメールアドレスでも送られてくる。まったくね。私の知人の誰かのマシンが感染してるってことだな。大丈夫かい。それにしても,ウイルスをばらまいている人がこのエネルギーを他のことに振り向けてくれたら,すごい発明ができちゃいそうだといつも思うのだけどねえ。はあ。
 


 

2004.3.14 Sun   美しい日本の私

川端康成「一草一花」。少々きっかけがあって読んでいる。短編エッセーというより「随筆」というのが相応しい。最近,若い作家のチョー現代物小説を多く読んでいたので、あらためて「日本語って美しいなあ」「語感の心地よさとはこういうことか」と実感するなり。
 


 

2004.3.13 Sat   父の変貌

私の親だけあって,大の猫嫌い。野良猫には石を投げ,水をひっかけ撃退する。むぎが来た時も「隣にいると考えるだけでも不愉快です!!」と巻き物のような直訴状をもってウチにどなりこんできた。が,しかし,手術後の療養であまり外出もせず,気弱になっていることも影響しているのかもしれないが,午前中の日課で窓枠に乗って隣の家をじーっと見つめているむぎを,最近は,窓の向こうからながら,手を振ったりして遊んでやっているらしい。姿が見えないと「今日は隣の猫がみえませんねえ。」としょぼんとしているというのだ。その上「野良猫はにくたらしいけれど,ウチの猫は可愛い」とのたまわっているとのこと。私,おおいにびっくり。あんぐり。そういえば,昔「近所のガキどもがうるさい。憎たらしい!」とスクルージみたいなことを言っていたのに,孫ができたらいきなり好々爺になってしまった。これと同じか?!
人間とはホント,不思議なへんてこな生き物なり。
 


 

2004.3.12 Fri   デート

本日は母とデートなり。新宿へ映画を見に行った。母と映画に行くなんて,小学生の時に下高井戸に東映まんが祭に連れって行ってもらった時以来じゃなかろうか。この年にしてようやく親とこういう関係を持てる様になったのか,としみじみ。
見に行った映画は「ホテル・ビーナス」。全編韓国語,日本語字幕映画。韓国語を勉強している母にとっては,スラングもなく平易な韓国語だったらしく,字幕なしで全てわかったと嬉しそうにしていた。映画的には映像の構図も泣きのポイントもツボを上手く押さえている。「4色彩度を落した」という感じの赤味と青味の2パターンのモノトーンの画面で現在と過去の時間経過を振り分けたり,主人公が生きることに前向きになった瞬間に世界がフルカラーになったりと非常にわかりやすい。が,しかし,ひねくれた私には,登場人物がみないい人過ぎで,絵もさらさら流れ過ぎて,ちょっと物足りない。現実はもっとシビアだろ,と言ってしまいそうになるが,いけない,いけない,これは映画だ。
 


 

2004.3.11 Thu   Good News

ダンサー友達からびっくりの電話。赤ちゃんができたそうだ。5月にちょいと一緒に踊る予定だったのだが,その頃だとまだ安定しないので無理だと思うとの連絡だった。公演よりも身体が大事。踊るのはこれからいくらでもできるものね。
それにしても最近ダンス友達の妊娠が多いのだ。もう一人,4月に結婚,9月に出産の爆弾報告をしてくれた友達もいる。そしてみんなタフなのだ。この彼女は出産予定2ケ月前に公演の予定をいれている。この体型で踊れることはそうはないと喜んでいる。予定日1週間前に自主公演していた友達もいるしなあ。もちろんみんな子供ができたといってもダンスの仕事は辞めることもない。
素直に「おめでとう!」と思う一方で,彼女たちはすごいなあと畏敬の念を持ってしまう。私なんて猫一匹で許容範囲いっぱいいっぱいなのにさ。そう話したら「猫と人間はちがうよ!」と友達に諭されたよ。ふむ,そうかなあ。
 


 

2004.3.10 Wed   今日の気候は4月上旬だってさ

今日はせっせとお風呂掃除。ユニットバスはエプロン部分や,床面やら,かなりのパーツが取り外せるのだ。そこで徹底的に内部の水垢,石けんかす落し。かなりどろどろ,ぬるぬる,髪の毛もまとわりついている。大汗かきつつ約1時間。すっかりきれいになったのだが,外見からはどこを掃除したかあまりわからない。でもこれで夏場の匂いやカビがぐんとちがうはず。「隠れた努力が大切なのだ」と呟きつつ,一見あまり代りばえしない様子の寂しさを紛らわすのだ。
 


 

2004.3.9 Tue   今日は久しぶりに蒲田で「デリシャス」!オッタンタ

昨日は頭痛&腹痛でダウン。情けない・・・
今日はなんとか起き出して,たまった洗濯物と掃除に励む。ふと見ると,むぎがお陽様がさんさん降り注ぐベットの上でぬくぬく昼寝をしていた。おもいっきり伸びをして,再び眠る。猫って気楽だよなあ。特に飼い猫だと食べ物の危機感もない。お腹がすけば「にやあ〜」てねだればいいんだしね。けものなのにこんなに楽な人生でいいんだろうか。いや,別に猫をうらやましいと思ったわけではないのだが。

三茶で打ち合わせのお兄さまへ!下高井戸の「もち豚らーめん」さんは夜18時からです。昼間は営業していないので要注意ですよ〜。でもラーメンだけでなく,置いてある日本酒もお土産に売っている「焼酎トリュフ」も美味しいですよん。
 


 

2004.3.7 Sun   開幕!

F1開幕!始まると今年も春がやってくるんだなあと実感するね。それにしても今年もフェラーリは強すぎだよ。西のお姉様や西東京方面の色塗りお兄さんには申し訳ないが,私的にはもっと混戦になってくれると嬉しい。F1にはかつてほど入れ込んでいない我家。今年はインディも行かないのでそのパワーはトライアルへ向かう。まだチケットも発売されてないというのに,5月のお宿を押さえちゃったよ。世界選手権だというのに,もてぎサーキットホテルとれてしまいました。う〜ん,たしかにメカニックもスタッフも4輪より格段に少ないとはいえ。まあ,こじんまりとしたアットホームな選手権とも言えますね。それにしても毎年雨にたたられるこのレース観戦。今年も梅雨が地価層で心配なのだ。
 


 

2004.3.5 Fri   今日のぐるぐる

やっと確定申告終了。ほうっ。

下高井戸シネマにてハセガワさんとレイトショウ。「死ぬまでにしたい10のこと」を見る。久々のレイトショウ。結婚前はよく行っていたのだが。夜の映画館ってなんとなく楽しいよね。
下高井戸シネマにて大発見!下高井戸にカメラ屋さんはないと書いたのだが,なんと映画館のカウンターのガラスケースの中でカメラを売っていた。ペンやらニコンやら・・・びっくり。ハセガワさんはこの映画館カメラ付きがいたく気に入られたようだ。

書類をひろげて作業している食卓の上にむぎが何度も何度も乗ってくる。食卓には乗ってはいけないと躾けているのだが,のんしゃらんとどこ吹く風。源泉徴収票をぶちまけられた時にはさすがにキレて,大きな声で叱りつつ,霧吹きで水をしゃーしゃーかけた。しかし,相手は猫なのだ。けものなのだ。猫相手にキレた自分に自己嫌悪。メゲた私は山猫珈琲店に緊急避難。家に帰りたくないとマスターにだだをこねる。結局さ,最近少々腹に据えかねる出来事があってそのストレスがむぎをきっかけに爆発したということなのだ。八つ当たりなんて大人げない。やれやれ。もしも私に子供がいたら,気弱そうな顔しつつ,発作的に赤ん坊の首をしめたりするんじゃないかという恐怖心にかられる。考え過ぎかな。はあ。こんな日は早めに寝よう・・・
 


 

2004.3.4 Thu   最近のお気に入り

下高井戸の市場の中にあるラーメン屋さん「もち豚ラーメン」。ちょっとお気に入り。10人程でいっぱいになってしまう小さなお店。ラーメンはこってり系の背油入りながら思った程にはくどくない。最後の1滴まで飲み干せる。そしてここは焼酎や日本酒も豊富なのだ。夜6時から深夜2時まで。ラーメン難民さんにおすすめしたいが,遠いし,いかんせんカメラ屋さんの近くでもないしなあ。
 


 

2004.3.2 Tue   春は花

三寒四温。空からピンクの象でも降ってきそうだ。大きな耳をひろげてふわりと優雅に着地するのだろう。

本日はパークタワーホールにてBATIK公演「花は流れて時は固まる」。満員!パークタワーってこんなにお客さんが入れるのね。階段に座布団で座るのは何年ぶりだろう。
 


 

 

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