Diary

「対話とは、
 世界を命名するための、
 世界によって媒介される
 人間と人間との出会いである」





2012年11月の日記



 
 
2012.11.29 Thu    daily life

洗濯機を回し、アイロンをかけ、掃除機をかけ、床を水ふきし、玄関を掃除して、水回りを掃除しました。楽屋&荷物置きと化していた1階の書庫も荷物がなくなりました。そして1ケ月ぶりにヨガへ行きました。日常が戻ってきたな、と感じます。
今年初、冬のコートを着てでかけました。いつの間にか季節が移っていたのですね。今年は紅葉を見なかったな。

毎回、どんな公演でも終わるとぼ〜っとして鬱状態になるのですが(筋金入りのペシミストなもので(笑))、今回はぼ〜っとはしているものの、年末にRAFTさんで小さいながら作品を踊るので、その作品のことを考えていてシャッキリしています。GOO10周年イベントが終わってから考えようと思っていて、いざ終わると…、う〜ん。困った。どうしよう。モチーフはあるのですが、さてさて、どう料理したものか。少しいつもと違うことをしてみようと思っています。



 
 
2012.11.28 Wed    たくさんの有難うを

StudioGOO10周年記念イベント OUR DECADE無事に終了いたしました。たくさんのお客様におこしいただき有難うございまいた。
今回の作品は、私からの無謀な「チャレンジ」のオファーに、それぞれ果敢にいどんで、ダンスに正面から向き合った真摯なダンスばかりで、「なんてすごいプログラムなんだ!」と思わず自画自賛(笑)でした。
そして集まってくれた表方スタッフ、出演者のみなさんもこの上演をがっつり盛り上げてくれました。
また、フェスティバルだとついつい自分の作品だけ踊って終わりということが多いですが、今回は他のプログラムを観たり、話したり、知り合ったりとしっかり参加してくださったことも嬉しいことでした。今回のイベントではお客様だけでなく、参加ダンサーさんにもそうして何かを持って返っていただければと、僭越ながら願っていました。
マチネ、ソワレで作品に合わせて客席の向きを変えたいという提案にも(照明もスピーカーも吊り変えないといけないのに)しっかりと応えて、できる限りの最高の明かりを照らし、音を響かせてくださった三枝さんとサエグサさんに感謝です。

関連企画として実施した写真展やスタッフ塾も、これで終わりでなく次ぎにつなげていきたいと思います。

StudioGOOはこうしたたくさんの人々に支えられ、育てられているのだと、実感します。これからも、ささやかながらこのスタジオが「心地よい」そして「真摯な」クリエーションの場所となるよう精進していきたいと思います。
どうぞ、みなさま今後とも宜しくお願いいたします。




 
 
2012.11.23 Fri    フルハウス!

StudioGOO10周年記念イベント OUR DECADE、初日、2日目と怒濤の様に終了いたしました。連日の満員御礼、感謝です。そして明日24日マチネ、ソワレ、25日ソワレと全て前売り完売いたしました。
狭い楽屋代わりの居間にキュウキュウとスタンバッていてくれる出演者のみんな、無謀なことに、作品にあわせて客席の作りを変えるために、過酷な仕込み替えをクリアしてくれているスタッフの三枝さんとサエグサさん、そしてなにより東京の西の果てまで足を運んでくださるお客様に感謝です。

StudioGOO10周年記念イベント OUR DECADE

Cafooさんの窓辺を間借りしての小熊栄氏の小さな写真展。カラダとダンスがテーマの撮りおろしです。これもい〜い感じに仕上がっています!




 
 
2012.11.21 Tue    明日から!

今日は残り4組のスタッフさんへの作品みせ日でした。我ながらなんて面白いラインナップなんだ、と思います(笑)。
会場を作り、仮仕込みをし明日に備えます。やることがいっぱいでテンテコマイでしたが、なんとかここまで来ました。明日の初日は定員一杯の完売で、お客様の座り方に悩む嬉しい悲鳴です。明日の朝、8時半から小熊さんもCafooさんに搬入・展示して「小さな写真展」もスタートです。
さてさて、明日からが正念場です。笑顔でいきましょう!さあ、楽しいダンスの時間です!

StudioGOO10周年記念イベント OUR DECADE



 
 
2012.11.19 Mon    冬でしょうか?

今日は寒かったですね。ようやくと我が家もガスストーブをだしました。短かかった秋に別れを告げてもう冬のおとずれでしょか。少しセンティメンタルになりますね(笑)。

今日はGOO10周年イベントのスタッフさんへの作品みせ日でした。参加の4組がお昼から夜までみっちり打ち合わせいたしました。こういう日は踊る側より、スタッフさんの方が体力がいりますね。楽屋用の小部屋にみんなの衣装や小道具がどんどん増えて行くのを見るにつけ、ああ、もう少しと実感します。
さあ、本番まで、スパートです。

StudioGOO10周年記念イベント OUR DECADE



 
 
2012.11.17 Sat    バブリーでセクシー

先週から始まった「プラスチック・ドリームス」集中リハ。本日ようやくと、衣装もつけ、小道具もほぼ揃い、通し稽古をしました。ふうふう。よくぞここまで。天辺ちゃんも、まりちゃんも、ホントいい味をだしてくれています。ここからは細部のツメです。ラストスパート!かなりワクワクしてきました。うふふ。
どうぞ、みなさま目撃しにいらしてください。
ちなみにタカオ氏によると今回の作品のキーワードは「バブリー&セクシー」。ひゃあ、わたしにとってはハードルが高い(笑)。

StudioGOO10周年記念イベント OUR DECADE
 GOONight1 川口隆夫+吉福敦子「プラスチック・ドリームス」  11月22日(木)20:00/11月24日(土)14:00




 
 
2012.11.16 Fri    ネガとポジ

「ポジティブ変換」という言葉をご存知ですか?ものごとはいろいろな見方や考え方ができて、例えばリンゴが1個あった時に「あ〜、もう1個しかないや」と考えるか「まだ1個あった!!」と思うかで気持ちは変わってくるし、心が楽になってきます(のはず…笑)。もともと根がペシミストの私にはなかなか難しい命題ですが、最近トライしてみています。いやいや、なかなか難しいのですけどね。



 
 
2012.11.15 Thu    オカダヤおそるべし

昨日はリハの前に小道具買い出しと衣装探しに行きました。烏山のダイソーから新宿のオカダヤさん、東急ハンズへ。この3店は舞台をやる人間にはホント欠かせません。いつもお世話になっています。
そしてオカダヤさんの大きな袋をさげながら、新宿サブナードのなにやら訳の分からない洋服がたくさん売っているお店さんで物色していると、店員さんに声をかけられました。
「オカダヤさんへ行かれたんですね〜」「はあ」と私。「何かお探しですか!!」と笑顔で聞かれたので「あの…シンプルな黒いドレス系のものを…」と答えると、しばし私の顔をじっと観てから「衣装ですか!!」とこんどは満面の笑顔で言われました。
まあね、こんな小僧みたいな格好をしていて、普通にドレスを着るとは考えませんよね。そして極めつけはやはりオカダヤさんの大きな袋。舞台関係者とバレるのは時間の問題と言っても過言はありません。結局、いくつか出してもらったのですが、いまひとつピンとこず、お礼を言ってお店をあとにしたのですが、去り際に再び満面の笑顔で「頑張ってください!!」と力強く声をかけていただきました。
あわわ。なんだか、気恥ずかしいやら、こそばゆいやら、でもほほえましくもあり、少しだけ元気でがでたような気がしました。



 
 
2012.11.14 Wed    ふたつのインタビュー

10周年に関連づけて2種類のインタビューをしています。ひとつは平面。GOOがこれから先どうあるべきなのかを考えるにあたって、同じ様に小スペースを運営している方々の所にうかがって、御指南していただいちゃおう、という企画です。第1弾は東中野と中野坂上の間にあるRAFTの来住さんです。思い立ってインタビューをお願いしたのが9月の末頃。約1時間のインタビューのテープおこしをして、編集して、レイアウトをおこして、校正をしていただいて、やっと先日完成しました。
今回はウエブとペラものですが、先々ではもうすこしいくつかのスペースの方にお話をうかがってそれをまとめてジンにしたいな〜、なんて野望を持っています。
本当はGOO10周年までに3組の方をインタビューしたかったのですが、全く無理でした…。焦らずにゆっくりすすめることにしました。因に紙ものはレトロ印刷さんに発注してみました。昔の新聞みたいに上がってくるといいな〜、なんてちょっとワクワクです。こういう楽しみがなくっちゃね(笑)。

Special Interview vol.1 NPO法人らふと事務局長 来住 真太さん


もうひとつは、ここでもたびたびインフォさせていただいていますが、ムービーでの10周年出演者さんのインタビューです。チャレンジを裏テーマとした今回のイベントでの作品にかける意気込みとあなたにとってStudioGOOはどんな場所ですか、のふたつを伺っています。いつもみなさんがリハにくると、まず雑談したりお茶を飲んだりしているのですが、インタビューの場ではさらりと核心をついたお話をしていただいていて、そうなのかあ、ふむふむ。とあらためて思う事しきりです。スタジオがどうあるべきなのか、ここにヒントがあるように感じながらお話を聞いています。それにしてもこんな動画編集ができるのもマックミニLionに買い替えたおかげです。機材の力はすごいな。

というわけでインタビューシリーズ第4弾まえだまなみさん・舩橋陽さんインタビュー、第5弾斎藤麻里子さんインタビュー公開中です。
StudioGOO10周年記念イベント OUR DECADE
 まえだまなみさん、舩橋陽さん編
 斎藤麻里子さん編




 
 
2012.11.13 Thu    きりひらく

StudioGOO10周年記念イベント関連企画第1弾、「ダンサーのためのスタッフ塾-通し稽古をみる-」終了いたしました。たくさんの気づきと学びの時間でありました。当たり前の事だけれど、ゴールをクリアに設定すること、学びの時間のデザインの大切さを実感しました。

さて、そうして公演まであと8日。スタジオは昼から夜まで、入れ替わり立ち替わりのリハーサル中です。
もろもろスパートです。仏像のようにもっと手がほしい〜と思う今日このごろです。作品創りと制作と進行。ちょっと後ろ向きになって愚痴っぽくなってしまっていましたが、ハセガワさんから叱咤激励。目がさめました。前向きに突き進みます!


むぎのブラックジャック傷は大分と薄くなりました。ほっ。「赤ボールペンで線引いたみたいだったけど、水性だったんだね〜」と冗談を言われてもうふふ。と笑える様になりました。むぎさん、最近かまってあげられないけど、すねないでね。もう落ちないでね。



 
 
2012.11.7 Wed    重力キャット その2―ご報告

むぎ猫傷事件の遅ればせながらのご報告です。
皮膚科へ行ってきました。拡大鏡でしっかりと傷跡を見てもらいました。爪痕の傷は深くないそうです。ほっ。今は腫れているので、赤くくっきりしているとのこと。1週間から10日で目立たなくなります、と言われました。「このまま、様子をみましょう」と先生がさらりと言うので、すかさず「えっ、何も塗ったりしなくていいんでしょうか!例えば今まで通りオロナイン塗っているのとかでよいのでしょうか!」とくいつきました。「オロナインでは腫れはなおりません(きっぱり!)う〜ん、一応弱いステロイド系の軟膏ぬりますか?」「はい!塗ります!塗ります!」「そうですねえ。少しはなおりが早くなるかもしれませんね」『それなら早く言ってよ〜』←と、最後のセリフは心の声です。
というわけで、ロコイド軟膏をぬりぬりしながら日々を過ごしています。スタジオに入れ替わり立ち替わりリハやってくるみんなも私の顔に慣れた様子です。だんだん「ファンキーだねえ」と言われる様になってきました(笑)。

タカオ氏との共同製作「プラスティック・ドリームス」通称「プラドリ」集中リハいよいよ始まりました。今回の新メンバーのキャスティングに間違いはなかったとあらためて自画自賛です。不安はあるけれど、楽しくなってきました〜!!



 
 
2012.11.3 Sat    重力キャット

むぎが上から降って来た。
伊坂幸太郎っぽい書きだしだな〜、なんて悠長なことを言っている場合じゃあありません。昨日の夜、むぎがキッチンカウンターから足を滑らせて、ちょうど鍋をしまおうとかがんでいた私の顔の上に落ちて来ました。「ふぎゃっ」という叫びの後、爪をたててつかまろうとしたのでしょうか、私の左ほほから首にかけて10cmほどのまっすぐの傷がくっきりです。本当になんてトロい猫なんだ!!笑い事じゃありません。その様子はまるでブラックジャック。すっぴんで色気がないとはいえ、私とて、私とて女(の子…とは言いませんが)。これは正直へこみます。もし10代だったら登校拒否か引きこもっちゃうレベルだと思います。さすがの私も電車に乗りたくない、街に出たくない気分です。痕が残ったらどうしよう、とかね。
猫がやったこと。しかも不慮のこと。どうしょうもないことなので、それゆえにこの不安といらいらをどこにもぶつけられなくて、もやもや。落ち込みます。こんな時期にこんなことがおこるなんて、人としての器の大きさを試されているのでしょうか。

トホホ

昨日、アートフォーラムあざみ野で山下残さんのロングラン上演「大行進」を見て来ました。踊る「散文詩」という言葉がみていて浮かびました。勤勉な職人のように日々こつこつと約3週間ちかくもダンスを積み上げていく作業は羨ましくもステキだな、と思います。
同時に福田尚代さんの「あなたの船のゆくところに」と名づけられた、本をモチーフとしたインスタレーション作品を見ました。繊細な変容にふっとそこだけ違う空気が詰まっている様な気がしました。




 
 
2012.11.1 Thu その2    白い箱

11月ですね。ここからは22日からのGOO10周年イベントにむかってまっしぐらです。今週からは昼も夜もスタジオはフル稼働です。こじんまりしたスタジオ上演のつもりだったのですが、「やりたい!」と思うことを積み上げていったら、結構なボリュームになっていました。いやはや。
アットホームな「家」のスタジオです。表も裏も、ダンサーもお客様も関わってくださる全ての人が心地よい、と思ってもらえるようなイベントにしたいと思います。ついつい一人で抱え込んでアワアワしてしまいがちですが、みなさんに助けていただきながら乗り切っていきたいと思っています。宜しくお願いいたします!

StudioGOO10周年記念イベント OUR DECADE

インタビューシリーズ第3弾、浜口彩子さん、MILLAさん編も公開です〜!

最近凝っているのが水切りヨーグルトです。コーヒードリッパーにペーパーフィルターをセットしてヨーグルトを入れて一晩置くだけ。濃厚!!なまるでチーズのようなヨーグルトに変身です。おいし〜。日経ヘルスの記事を熟読した成果です(笑)。



 
 
2012.11.1 Thu    部屋、窓、宛先

表参道画廊での藤本なほ子展「部屋」を観に行ってきました。余白と空間、時の流れを感じさせる映像と平面のインスタレーションでした。この人の細部にこだわった作品は地味ながらいつもしみじみさせられます。明日土曜日までです。

なんと!レオス・カラックスが、あのカラックスが13年ぶりに新作長編映画を撮ったらしいです。ドニ・ラヴァン!ミッシェル・ピコリ!ひゃあ〜〜〜〜!!これはもう事件かも〜。
HOLY MOTORS
 ちがうバージョンもあるのね。





 

 

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